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空調Q&A 詳細


空気について

  • Q1.空気の性質を教えてください。

  • 私たちのまわりの空気は、約78%の窒素、約21%の酸素、約0.9%のアルゴン、約0.03%の二酸化炭素、その他微量の気体が含まれた混合気体です。
    空気の重量は、1立方メートルあたり約1.3kg。私たちは、この空気を1日に約1万5000リットルも呼吸しています。これを重さに直すと、約20kg。1日に食べる食品の量よりも多くの空気を吸っているのです。
  • Q2.省エネと温室効果ガスの削減について教えてください。

  • 地球温暖化の進行を少しでも遅らせるために、温室効果ガスであるCO2排出量の削減が必要であると言われています。
    日本でのCO2排出量削減については、2009年9月22日に開催された国連気候変動首脳会合において、鳩山首相が「2020年までに温室効果ガスを1990年比25%削減を目指す」と表明しました。海外からは大きな評価を得た一方で、国内では「かなり厳しい目標だ」と懸念する声も上がっているようです。
    さて、CO2排出量削減のためには、省エネルギーに取り組まなければなりません。空調に関連する省エネルギーの方策としては、環境省が中心となって呼びかけている夏季のクールビズ、冬季のウォームビズが挙げられます。これは、室内の空調設定温度を夏季は28℃、冬季は20℃(ただし、官庁では19℃)にして、空調にかかるエネルギーを減らすことを目的とするものです。
  • Q3.カビの性質について教えてください。

  • カビは微生物の一種であり、真菌とも呼ばれます。本来は土壌(土の中)にいる微生物ですが、現実には一般的な生活環境のどこにでもいるといわれており、空気中にも含まれています。カビは非常に小さな生き物なので、ちょっとした風で簡単に飛びやすく空中を漂いますが、長い時間が経てば落下します。
    カビが生えるためには酸素がもっとも必要で、他には湿度、温度、栄養が必要になります。
    カビが好む環境は、温度25度~35度前後、ある程度の湿度(水分)があり、カビの栄養となる汚れが多いところであると言われています。カビの増殖を防ぐためには、清潔にして乾燥させるということが重要です。
    空気中のカビの量は、梅雨時や秋雨時に多くなり、真夏や真冬には少なくなります。
  • Q4.家の中のカビについて教えてください。

  • 一般的に、室内のカビは水分が多いところや湿度が高いところに生えやすくなります。たとえば、結露して水滴がついたガラス窓などには、とてもカビが生えやすくなります。特に、北側の壁面は結露しやすいため、カビが生えやすくなります。
    結露は、空気中の水蒸気が冷やされて水滴になったものです。この結露を防ぐためには、水蒸気の発生を抑え換気をまめに行うことが必要です。換気をして空気中の水蒸気を排気すると、カビは生えにくくなります。また、極端に室温と外気温の差をつくらないことも必要です。
    お風呂場も湿度が高くカビの栄養分も多いため、カビが生えやすいところです。お風呂場にカビを生えにくくするためには、換気扇を回したり窓を開けたりして、お風呂の湿気を外に排気するようにすることが有効です。また、こまめに掃除してカビの栄養分を除去することも有効です。
    ただし、カビはお風呂場にしか生えないわけではないので、他の部分でも注意は必要です。
  • Q5.家庭でできるエアコンのメンテナンス方法を教えてください。

  • エアコンを使っていると、フィルターにホコリが付いていきます。最低でも1か月に1回程度、頻繁に使うときには1週間に1回程度、フィルターを清掃して、きれいな状態でエアコンを使うようにしてください。 また、エアコンの内部も汚れていきますが、これは家庭で清掃することは難しいため、1年に1回程度は専門の清掃会社に依頼して、内部を清掃するとよいでしょう。
    なお、最近のエアコンではフィルター自動清掃機能や内部清掃機能を持った機種もあります。このような機種では、取扱説明書に従ってメンテナンスしてください。
    エアコンは便利な機器ですが、夏の冷房時にエアコンの温度を下げすぎると冷房病と呼ばれる症状が出ることがあるので、注意が必要です。また、冬場には湿度が下がりがちになるので、加湿器を併用するとよいでしょう。
  • Q6.住宅の換気について教えてください。

  • 家の中の空気をきれいに保つためには、換気が重要な役割を果たします。 ガス器具やストーブなどの燃焼機器を使用しているときに十分な換気がなされていなければ、酸素不足による不完全燃焼を起こし、中毒の原因となる一酸化炭素を発生させます。従って、家の中で燃焼機器を使用する場合には、こまめに換気を行わなければなりません。
    また、シックハウス症候群の原因となる室内の化学物質を低減させるためにも、換気が有効です。2003年の建築基準法の改正により、シックハウス対策のために、一般の住宅にも24時間機械換気設備等の設置が義務付けられました。一般家庭では部屋全体の空気の量を2時間で換気できるような換気設備を設置しなければなりません。
    空気が汚れると、さまざまな悪影響を引き起こします。人体への影響としては、目や喉の痛み、呼吸器系のアレルギー性疾患などが考えられます。また、空気が悪いということは換気が悪いということで、お風呂場にカビが生えやすくなるなどの悪影響も考えられます。
  • Q7.空気に関連する病気について教えてください。

  • 室内空気が原因である病気の一つとして、空気中の化学物質が健康に悪影響を及ぼすシックハウス症候群(シックビル症候群)が挙げられます。これは、建材などに含まれるホルムアルデヒド、トルエン、キシレンなどの化学物質が空気中に放散されることで、めまい、吐き気、頭痛、平衡感覚の失調、眼・鼻・喉の痛み、粘膜や皮膚の乾燥、喉が渇れるなどの呼吸器系症状を引き起こすものです。シックハウス症候群(シックビル症候群)を防止するためには、化学物質の放散をなるべく少なくすることが重要です。そのためには、家を建てるときやリフォームするときには、接着剤や塗料などの種類や使用量を適切にし、できるだけ養生時間を長くとるとよいでしょう。
    既存の建物の場合には、換気をして空気中の化学物質濃度を低くすることが有効です。
    また、空気中に飛散したレジオネラ属菌が原因で引き起こされるレジオネラ症という肺炎に似た病気も挙げられます。レジオネラ属菌はお風呂の水の中などで増殖し、水滴といっしょに空気中に飛散します。免疫力の低下した方が罹患(りかん)すると重症化しやすいと言われています。
  • Q8.新型インフルエンザについて教えてください。

  • 毎年冬になるとインフルエンザの流行が話題になりますが、近年では新型インフルエンザが流行し、話題になりました。インフルエンザウイルスは呼吸器で増殖し、さまざまな症状を引き起こします。ほとんどの方は軽症で回復しますが、持病のある方や妊婦、乳幼児、高齢者など、重症化するリスクのある方は、なるべく早めに医師の診察を受けるのが望ましいと言われています。
    予防のためには、これまでの季節性インフルエンザと同じように、外出時にはマスクを着け、外出から帰ってきたら手洗い、うがいの励行が求められています。
    新型インフルエンザの症状の一つとして、高熱が続くことが挙げられます。熱が下がったあともインフルエンザの感染力は残っているため、他の人に感染させないように熱が下がってからも2日間は外出を控えるように言われています。
  • Q9.アレルギーについて教えてください。

  • アレルギーの原因になりうる物質は、アレルゲンと呼ばれます。アレルゲンには多くの種類がありますが、私たちのまわりのアレルゲンとしては、花粉、ダニ、ゴキブリ、カビなどが挙げられます。また、食物のアレルゲンとしては、卵や牛乳などが知られています。
    アレルゲンの一つであるダニは、生きているダニも死骸もアレルギーの原因になります。布団や畳に多く生息していますが、フローリングの部屋にもダニは生息しています。ダニは、室内の汚れを餌にして成長・増殖するため、普段から部屋を清潔に保つとダニは少なくなります。
    花粉も代表的なアレルゲンの一つです。空気中を漂う花粉は鼻や目の粘膜に付着しやすく、花粉によるアレルギーである花粉症を引き起こします。
    花粉症対策として、家の中になるべく花粉を持ち込まないということが挙げられます。花粉は外に干した布団にくっついて室内に持ち込まれることも多いため、布団を干すときには、なるべく室内に干すようにするとよいでしょう。どうしても外に干したい場合には、布団はたきなどで表面の花粉を払い落としてから室内にしまうようにするとよいでしょう。
  • Q10.室内の空気に関する法律について教えてください。

  • 室内の空気環境に関連する法律として、「建築物における衛生的環境の確保に関する法律(通称、建築物衛生法)」があります。建築物衛生法の対象となるのは、不特定多数の人が出入りする比較的大型の建築物(特定建築物)で、「建築物環境衛生管理基準」を満たすよう維持管理しなければなりません。 空気環境に関する基準は、浮遊粉塵濃度0.15mg/m3以下、一酸化炭素濃度10ppm以下、二酸化炭素濃度1000ppm以下、温度17℃~28℃、相対湿度40%~70%、気流0.5m/s以下、ホルムアルデヒド濃度0.1mg/m3以下、と定められています。
  • Q11.住宅用24時間機械換気設備の使い方について教えてください。

  • 住宅用24時間機械換気設備は、室内の汚れた空気を排出して新鮮な外気を導入し、室内の空気をキレイに保つための設備です。24時間、いつも運転しておく必要があります。常時動いていなければならない設備なので、定期的な点検・メンテナンスが必要です。
    24時間機械換気設備を運転していても、室内の温度調整のためにはエアコンを使う必要があります。

ダクト清掃について

  • Q1.ダクトの種類について教えてください。

  • 空調用ダクトには、大きく分けて以下の4つの種類があります。
  • 給気ダクト(SAダクト)
    室内へ空気を送るためのダクトです。給気ダクトの汚染は、室内環境の悪化に直接つながるので、常に清浄な状態であることが望ましいでしょう。
  • 還気ダクト(RAダクト)
    室内の空気を空調機に戻すためのダクトです。綿ぼこり状の粉塵が多く、火災時に延焼の危険性が高いダクトです。一般的には、給気ダクトよりも汚染度は高くなります。
  • 外気ダクト(OAダクト)
    新鮮空気を供給するためのダクトです。外気を吸い込むため砂ぼこり状の粉塵が堆積することが多く、また、錆が発生しやすいダクトでもあります。
  • 排気ダクト(EAダクト)
    空気を建物外に排気するためのダクトです。通常の空調システムで用いられる余剰排気ダクトと便所や厨房などで用いられる単独の排気ダクトがあります。
    便所排気ダクトなどでは、ダクトのサイズが小さく綿ぼこり状の粉塵で詰まってしまい排気不良になってしまう恐れがあります。
  • Q2.ダクトクリーニングは、どの様にして行うのですか?

  • 空調ダクトクリーニングには、さまざまな工法があります。ダクト清掃工法については、空調ダクト清掃工法のページをご覧ください。
  • Q3.ダクトにつながる空調機やファンなどの清掃も依頼できますか?

  • 空調機やファンも清掃することができます。
    空調機やファンの汚染も、ダクトの汚染と同じように室内環境に悪影響を与えます。 そのため、ダクト清掃を計画する場合には、空調機やファンの清掃もあわせて計画することをお勧めいたします。
  • Q4.ダクト清掃による除菌、防臭、消臭効果はありますか?

  • ダクト清掃を実施することにより、ダクト内部の粉塵が除去されると、一般的には微生物の量も減少します。 また、アルコール系消毒剤(エチルアルコール)を使用して除菌を行うこともあります。 また、消臭剤を用いて消臭することもあります。
    ダクトは室内へ空気を送るため、人体や環境に悪影響を与えるものは使用しません。
  • Q5.省エネ効果はありますか?

  • ダクトや空調機内部(コイルやフィルター)に堆積した粉塵は、ダクトを通る風の抵抗になります。 また、ファンに粉塵が付着することで、送風量が低下するおそれもあります。 ダクトだけではなく空調機内部なども含めた空調システム全体の清掃を行って粉塵を取り除くことにより、エネルギーのロスを防ぐことにつながります。
  • Q6.ダクト清掃中に室内は使えますか?

  • ダクトクリーニング作業中は、室内のデスクや什器備品等の汚損を防ぐため、ビニ-ルシートで養生を行います。 また、室内の各所で清掃作業を行うため、基本的には使用できません。
  • Q7.厨房排気ダクトの清掃はできますか?

  • 厨房排気ダクトの清掃も可能です。 厨房排気ダクトの清掃は、下記のように行います。
  • フード
    洗剤を使用しての洗浄やケレンがけで油塵を取り除きます。
  • グリスフィルター、Vバンク、防火シャッター
    取り外して分解して、洗剤を使用しての洗浄やケレンがけで油塵を取り除きます。
  • ダクト、ダンパー
    ダクトに清掃用開口部を設け、開口部から洗剤を使用しての洗浄やケレンがけで油塵を取り除きます。
  • ファン
    分解可能なものは分解します。洗剤を使用しての洗浄やケレンがけでファンの羽根やケーシングに付着した油塵を取り除きます。
  • 排気ガラリ
    取り外し可能なものは、取り外します。洗剤を使用しての洗浄やケレンがけで油塵を取り除きます。

ダクト清掃の目安について

  • Q1.清掃時期の目安を教えてください。

  • 当協会の調査によれば、ダクト底面の堆積粉塵量が5.0g/m² を超えると、吹き出し口から粉塵が飛散しやすい状態になります。 空調ダクト維持管理の予防保全の観点から、当協会では、ダクト清掃時期の推奨値として、3.0g/m² を推奨しています。 実測調査から得られた計算上では、ダクト清掃の周期としては5年が目安になります。 しかし、実際のダクト汚染は、その建物の立地条件や空調設備の使用頻度などによって異なります。 そのため、何年に一度清掃をする、と決めてしまうのではなく、定期的に汚染状態の点検を行い、清掃時期を判断していくと良いでしょう。
  • Q2.ダクト清掃コストの目安を教えてください。

  • 設備の状況や工法等により異なりますので一概に言えませんが、厳密にはダクト内部の面積(例えば上下左右4面の合計)を計算する必要があります。 ダクトの面積に清掃単価を掛けて、その他付随する費用を加えて全体の費用を算出します。 ダクトの面積を計算せずに概算金額を算出する場合は、建物の床面積を元に近似的に計算する方法があります。 具体的には建物の床面積(m²)に1,500~2,000円を掛けると大まかな目安となります。
  • Q3.1日でどのくらいのエリアが清掃できますか?

  • ダクト清掃の作業量は条件によって大きく異なります。 施工可能エリアを決める要素としては、以下のものが考えられます。
    ・作業可能時間帯
    ・準備できる器材および作業員数
    ・空調ダクトの構造や天井内構造
    ・室内の状況と室内養生の程度

厨房排気ダクト清掃について

  • Q1.焼肉店の排気設備について教えてください。

  • 焼肉店には、煙や油を排気するための排気設備が備え付けられています。集合キッチンにフードが設置され排気しているだけでなく、最近では、各テーブルに排気設備(無煙ロースター)が設置されているお店がほとんどです。
    これらの排気設備内部の油汚れは火災の原因になるため、汚れの状態を定期的に点検しなければなりません。また、送風機(排気ファン)は定期的に清掃することが望ましく、無煙ロースターは、少なくとも手の届く範囲は毎日清掃することが望ましいでしょう。 一般的には、排気ダクトは断熱材で覆われていますが、火災時には内部での延焼の危険があるため、定期的なメンテナンスが必要です。
  • Q2.キッチンの排気設備の使い方について教えてください。

  • キッチンの排気設備には、2つの大きな役割があります。1つは、調理によって発生する、油・煙・ニオイを屋外に排出すること。もう1つは、新鮮な外気を室内に導入することです。キッチンの排気設備はこれらの2つの役割を持っているため、油を使った料理の時はもちろん、油を使わない煮物などの時にも、常に換気扇を回しておかなければなりません。また、油・煙・ニオイの排出という観点から考えると、調理中だけではなく、調理が終わったあともしばらく換気扇を回しておいた方がよいでしょう。
  • Q3.キッチンの排気設備の油汚れについて教えてください。

  • キッチンの排気設備を使うと、油やホコリで汚れていきます。このような汚れを放っておくと、火災の危険性が高まるとともに衛生的にもよくない状態になるため、定期的な清掃が必要です。日常のお手入れとしては目に見える部分の汚れを清掃すればよいですが、実際には目に見えないファンや排気ダクトも汚れています。専門業者に依頼して、定期的に清掃するとよいでしょう。

汚染および評価について

  • Q1.微生物の性質について。

  • 環境中には、さまざまな微生物が存在します。
    ウイルスで有名なものは、インフルエンザウイルスやノロウイルスがあります。レジオネラは細菌の仲間で、カンジダはカビの仲間です。
    微生物の大きさは、一般的にはウイルスが最も小さく約1/10000mmで、細菌は1/1000mm程度です。カビの仲間は、1/100mmくらいから大きいものでは1/10mmくらいのものまであります。 微生物の仲間には役に立つ種類のものもありますが、害を及ぼすものもあります。空気中の微生物による害としては、ニオイの発生、食物の腐敗、さまざまなものの劣化が挙げられます。空気中の微生物による害としてもっとも問題になるのは、アレルギーです。
  • Q2.微生物の害について。

  • 環境中には、さまざまな微生物が存在します。 ウイルスで有名なものは、インフルエンザウイルスやノロウイルスがあります。レジオネラは細菌の仲間で、カンジダはカビの仲間です。
    微生物の大きさは、一般的にはウイルスが最も小さく約1/10000mmで、細菌は1/1000mm程度です。カビの仲間は、1/100mmくらいから大きいものでは1/10mmくらいのものまであります。
  • Q3.微生物に関する規制などはありますか?

  • 現在のところ、一般環境における環境微生物量についての法的な規制などは定められていません。 しかし、微生物汚染に関する研究は進んでおり、ダクト汚染という観点からは、『平成13年度厚生科学研究 室内空気中の微生物汚染に関する調査研究報告書』で、 ダクト清掃時期の目安として、浮遊微生物(総菌数)濃度が100cfu/m³ 、ダクト清掃後の評価は、30cfu/m³ という値が提案されています。
    また、室内環境という観点からは、日本建築学会環境基準において、事務所室内の浮遊細菌濃度の維持管理規準が50cfu/m³ 以下と定められています。
  • Q4.評価法・診断法について教えてください。

  • 空調システムの汚染状態を診断する方法には、いくつかの方法があります。
  • 目視調査
    ダクトや空調機など、空調システムの内部を直接目視確認して汚染状況を診断します。
  • 内視調査
    吹き出し口やダクト開口部などから内視鏡を挿入し、内部の汚染状況を診断します。
  • 浮遊粉塵調査
    パーティクルカウンターなどの測定器を用いて、吹き出し口から出てくる空気中の粉塵量を測定することで、汚染状況を診断します。
  • 付着微生物調査
    ダクト表面や空調機内部などに付着している微生物(カビやバクテリア)の量を測定して、汚染状況を診断します。
  • 浮遊微生物調査
    微生物用エアサンプラーなどの測定器を用いて、吹き出し口から出てくる空気中の微生物(カビやバクテリア)の量を測定して、汚染状況を診断します。
  • Q5.一酸化炭素中毒について教えてください。

  • 一酸化炭素は、常温常圧で無色無臭の気体で、ガス機器やストーブなどが不完全燃焼を起こすと急激に発生します。一酸化炭素濃度が高い場所で呼吸をすると一酸化中毒になり、頭痛、耳鳴り、嘔吐などの症状が出ることがあり、最悪の場合には死につながる恐れもあります。
    不完全燃焼による一酸化炭素の急激な発生、それによる一酸化炭素中毒事故を防止するためには、換気扇を使ったり、ときどき窓を開けるなどして換気をよくすることが大事です。
    また、排気設備であるレンジフードを清掃すると換気がよくなり、不完全燃焼や一酸化炭素中毒の防止につながります。
    一酸化炭素中毒は非常に恐ろしい症状のため、家庭用一酸化炭素(CO)警報機を取り付けるとよいでしょう。

登録業種について

  • Q1.登録業種とは?

  • 2002年、建築物衛生管理法(改正ビル衛生管理法)においてダクトクリーニングが登録業種となりました。 これはダクトを含めた空調システム内部の微生物汚染が室内環境へ影響を及ぼすことが判明し、ダクトクリーニングを行うことでその影響度が低減されることが認知されたためです。 登録業種の登録をうけるためには、次の要件を満たす必要があります。
  • (1)物的要件
    次の機械器具を所有していること。
    • 1)電気ドリル及びシャー又はニプラ
    • 2)内視鏡(写真を撮影することができるもの)
    • 3)電子天びん又は化学天びん(1mg以上の分解能を有するもの)
    • 4)コンプレッサー
    • 5)集塵機
    • 6)真空掃除機
  • (2)人的要件
    • 1)「空気調和用ダクト清掃作業監督者」がいること。
    • 2)「空気調和用ダクト清掃作業従事者研修」を受講していること。
  • (3)その他の要件(質的要件)
    • 作業の方法、機械器具等の維持管理の方法が基準に適合していること。
      ※作業方法や機械器具等の維持管理方法が、厚生労働省告示第117 号に示す項目にすべて合致している必要があります。 告示の内容を十分に把握し、標準的な作業マニュアルを作成しておく必要があります。
  • Q2.ダクト清掃従事者研修について教えてください。

  • 建築物衛生法では、空調用ダクト清掃業の登録要件の一つとして、登録会社が年に1回すべての従事者に従事者研修を受けさせることを義務づけています。
    JADCAでは、厚生労働省から本研修の研修機関として登録を受け、毎年各地で「空気調和用ダクト清掃作業従事者研修」を開催しています。
    本研修の開催日程等は、セミナーのページでご確認ください。
  • Q3.ダクトクリーニングは、登録業者でないと清掃できないのですか?

  • 2002年、改正ビル衛生管理法においてダクトクリーニングが登録業種となりました。 これはダクトを含めた空調システム内部の微生物汚染が室内環境へ影響を及ぼすことが判明し、ダクトクリーニングを行うことでその影響度が低減されることが認知されたためです。
    実際には、登録業者でなければダクトクリーニングの仕事をできないというわけではありませんが、 登録業者は一定の人的要件、物的要件、質的要件を満たし、その知識やノウハウを生かしたダクトクリーニングを行う、という一種の保証になると考えて良いと思います。 そして登録企業間での更なる技術・技能の向上が求められることでしょう。

JADCAについて

  • Q1.JADCAとは?

  • JADCA は、Japan Air Distribution-system Control Associationの頭文字です。
    1988年、ダクト清掃業界の上部団体として、日本ダクトクリーニング協会が創設。 2002年6月、中間法人法施行を機に中間法人に改組。
    創立20周年を迎えた2008年12月一般社団法人日本空調システムクリーニング協会と改称。
    さらに、2011年6月JADCAの収益事業を担う事業会社として合同会社JADCA総合研究所(JADCA総研)を設立し、現在に至る。
    この間、一貫して技術力の向上に尽力するとともにオピニオンリーダとして牽引し、ダクト清掃業を「登録業種」として格上げするにいたります。詳しくは協会案内のページをご覧ください。現在の会員企業数は、85社となっています。(2012年3月現在)